思い出した。
パパがかばった男の子
あたしと同い年の
富川舜也くん
あの事故の後、家に謝罪しにきたよね
なんで今ごろ現れるの?
舜也くんは驚いた顔をしている
「ねえ。答えなさいよ。
あなただよね?
…パパを殺した奴って
あんただよね?」
「…うん」
やっぱり
「軽々しく触らないで!!
この人殺し!!!」
あたしは大きな声で叫んだ。
だって
許せない
パパは死んでるのに
こいつはのこのこと生き延びている
そして、そんな彼にすこしでも感情を
持ってしまった自分にも腹が立つ。
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