夏にさしかかった、6月。
暖かい日に、
わたし、葉月 杏果(はづき きょうか)は、〝不治の病〟と宣告されました。

笑えてくるほどに、絶望が押し寄せて
あんなに好きだった学校も、真っ暗に見え始めた。