てっきり怒られると思っていた。 ふたりの顔を交互に見るけど、ふたりとも不思議そうな顔で私を見ている。 え、だってふたりが仲良くなれないのは私のせいなんじゃ…… 自分が今思っていたことを、ゆっくり伝える。 きっとクラスの人たちとかだったらきっとイライラしてしまうと思う。 でも、ふたりは私が話し終わるまで待ってくれていた。 これは、当たり前のことなのかもしれない。 でも、すごくうれしかった。