「はっ……!というかこの体勢はなんというかその……色々ヤバい!さ、三枝さん!?」

「え……?」


改めて自分の格好を見る。
両手は穂積さんの顔の横についていて、私は穂積さんの上に乗って……

「っ、きゃあああああっ!」

やっと状況を理解した私は、慌てて彼から離れる。
わ、私……一体なんてことを!


恥ずかしくて今なら溶けてしまえそうな気がする。

穂積さんにはどれだけ謝っても許してもらえないかもしれない。


「ご、ごめんなさい!」

だって、今の……
どう見たって私が穂積さんを、その……

押し倒している、みたいな……