絡んでる男の中で唯一あたしを女としてみない。人としてしか見ない。下心なんかまるでない人が、1人いた。今のあたしは愛してくれる人じゃなく、愛の持ってない人を好むようになってた。

不思議とその人とは、気が合い会うことになった。もちろん会っても彼はあたしに指1本触れてこなかった。あたしはますます惹かれた。
ぃゃ。惹かれた?楽しいって思えた。たつき君以外の男と2人でいて楽しいって思えた。また会いたいなって。

何度か遊んでいるうちに、彼(こーちゃん)に惹かれ始めた。
手を繋ぎたい。とかエッチしたい。とかそんな感情は全くなかったけど、ただただ隣で笑ってたいなーって思った人だった。初めて性格を好きになったの。

飲み会に誘われ、あたしも参加した。
こーちゃんもこーちゃんの先輩や友達もほんとみんないい人であっという間に真夜中に。帰ろうって思ったけどもう4時だったし道危ないから朝までうちにおり。って言ってくれて、泊まることになった。ここまで来てもあたしは手出されないって思ったし、逆にこーちゃんなら大丈夫かもしれないって思ったりもした。