季節は、夏に変わり今は7月。

7月からは、空の色が青色になるという

ことで部活の課題は「空」。

私は、屋上で撮ったらいいと思い

今日は、放課後に屋上に行くことに決めた。

放課後の屋上には、人がいないと思うから。

放課後になり、私はすぐさま屋上に行った。

やっぱり、放課後の屋上には人がいないと

思ったらいきなり声がしたので

私は、声のしたほうを見た。

「お前…誰?」

そこに、いたのは本を顔の上に置いていて

寝てましたって感じの人で顔は爽やか。

「えっと…1-Bの神崎藍です。」

「ふーん…。」

その人は、興味が無さそうに言った。

「で、そんなのがどうしてここに?」

「写真を、撮りに。」

彼は、頭にハテナを浮かべているように見えた。

「写真?」

「写真部で空の写真を撮りに。」

彼は、納得したような顔をした。

「俺ってじゃまか。」

そう言って、立ち上がろうとした。

「あの、写真を撮るだけなのでいてもかまわないです。」

私は、笑顔で言った。

彼は、「あ、そう」といいながらまた座った。

私は、写真を撮っていった。

彼は、小説を読んでいた。

「あ!もうこんな時間!」

私の、声に反応したのかその人は私を見た。

「お前、帰るの?」

意外な質問で私は、びっくりした。

「もう、こんな時間なんで帰ろうかと。」

私は、笑顔で言った。

「そっか、じゃあ俺も帰る。」

そう言って、彼は荷物を持って立ち上がった。

私は、帰るしたくをしていたが彼は全然

帰らないので私は彼に言った。

「帰らないんですか?」

彼は、はぁ?って感じの顔をした。

「お前の帰るしたくを待ってるんだけど。」

「え!?」

私は、びっくりした。

「こんな時間に女子1人で帰らせるわけにはいかないだろ。」

彼がこんなことを言う感じに見えなかった

から私はびっくりした。

「 あ・ありがとう」

私は、急いで帰りのしたくをした。

帰りは2人で帰った。

「あの……。」

「俺の名前は、天宮空。」

私が聞こうと思ったら彼がさきに言った。

「あ、私は……。」

「神崎藍だろ。」

私は、びっくりした。

名前なんか覚えてるとは思わなかった。

「えっと……天宮くんは…」

「空でいい。」

「え!?でも…」

空……男子の名前なんか下の名前で

呼んだことないぞ。

「空でいいって言ってるだろ。もし、今度天宮くんって言ったらおしおきね。」

空くんのその言葉に、私は天宮くんって

呼ばないようにしようと誓った。

それから、いろいろ話をした。

空って女の子の名前みたいだなと

思ったけど、怒られそうだから

言わないでおこう。

とにかく、男だけど新しい友達ができて

よかったな。