「別に海を見に行きたいと思ったから」

そう言うと空くんは私が、手に持っていた

シーグラスを見た。

「それって…シーグラスだよな?」

「空くん!シーグラス知ってるの!」

「知ってるよ。ほら。」

そう言って、空くんは首にかけている

ネックレスを私に見した。

そのネックレスの真ん中の部分には

丸くて青いキレイな

シーグラスがついていた。