「うん!行くっ!


あ!!!!!悟くんだー!!」




いいことは続くもので、花南のお誘いに次いでケータイには悟くんの名前が表示された。



嘘嘘嘘うそ〜!!



「もっ!しもし!」


『…りん?もっしもし?』



電話の向こうでクスクスと笑う悟くん。



久しぶりに声聞いた…



花南と律人は私が浮かれているのをニヤニヤしながら見ている。




「さ、悟くん。どうしたの?急に」


『んー…いや…あのさ』



歯切れが悪い様子に、なんだか不安になる。



『昨日…、サークルのさー…』



「う、ん?」








沈黙。



どうしたの?変だよ?



「りん、大丈夫?」


私が不安な顔で答えているのに気づいたのか、花南がヒソヒソ問いかけてくる。



笑顔を作ったつもりだけど、たぶん表情は変わってないまま、こくりと頷く。



『…なんでもない。帰ったら話す」



「え?…ぅ、うん。わかった……」



本当に深刻そう。なんでだろ…?ざわざわする…。