「…俺、殺し屋だからさ…

だからそのルール…」






殺し屋…ね…。






初めて会ったな…






「…そうですか」






この人が殺し屋だったところで私には関係ない。





「…フッ…やっぱり君、面白いね…

名前は?」






私のどこが面白い…?






本当に不思議な人ね…。






そんなことより名前か…




名乗りなくないんだけど…






言うしかない…よね…







「…神山 伊織…」





私は小さな声で言った。





「…伊織…か…

俺は星野 直人だ」






星野 直人…






「…伊織、殺し屋にならねぇか?」






…私が…殺し屋?







出来るの?