「おはよ、伊織」
そう声をかけてくれたのはかつて親友であった莉子。
「莉子、おはよ」
そんな莉子に私は返事をした。
「伊織、また告白されたんだって?」
「…まぁね…」
告白されたのは事実だから一応そうであると返事をしておいた。
誰に?ってことになると面倒だしね…
「…そっかぁ〜。いいね、伊織は」
「…?何が?」
私は何がいいのか分からなかった。
友達が少ない私のどこがいいのか…
「モテてるところ。あ〜、私もモテたいな」
そんな莉子に私は苦笑いしてしまった。
莉子だって十分モテてるのに…
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