そんなことを思っていると放送が流れた。
「30分経った。
全クラス命令クリア。
次の命令は明日だ。
だが油断はするな。スカイがいるからな。
スカイに見つかったら殺される。
それもルールの1つだ。」
…また放送が切れた。
「…柑奈…命令に従うだけじゃ無理みたいだね。スカイに見つかったら…」
と震えながら私に訴える奈々。
私はその声を無視して校庭のほうを見たら先輩とスカイが睨み合いっこをしていた。
「奈々…あそこ、先輩とスカイだよ…」
「え?うそ…」
どこどこ?と外を見る奈々は教室にいる皆に不信がられていた。
それに気づいた奈々が皆に外を見るよう言った。