「ねぇ、君1人?」

夜の街を歩いていると、決まってそう聞かれる。

こういう男達が求めてるのは、身体。

身体の関係を持てば、それでおしまい。

私はまた捨てられる。

「1人だよ。ホテル行く?」

でも私はこの誘いを断らない。

「行こう行こう。俺、君みたいな子超タイプなんだよね~」

なんて安いセリフを吐きながら、私の腰に手を回す。

こんな世の中大嫌い。