もう別れるー…。
それが口癖になってたよね、私。笑
なのに、なかなか別れれなかった。
ずーっと嫌な思いして
ダラダラ付き合って。
そんなの楽しくない。
私、その日覚悟を決めて彼氏の教室に行ったんだよ。
彼氏、その日だけもう帰ってて。
いつもなら居残りか何かしてるのに。
なんでこの日だけなんだろう…。
もう、いいや。
明日言おう。
そう思って部活に行こうとした。
「沙也〜っ‼︎」
いきなり呼ばれてビックリしたけど、そこにいたのは1年のときに中がよかった 斉藤 美希 ちゃん。
美希はずーっと私の彼氏の事をかわいいかわいい言ってたっけ…
美希と話してると、自然と恋バナになってしまう。
いつものように恋バナしてた。
私、普通に言っちゃった。
彼氏いるって。
そしたら、美希、私の彼氏の事好きだったんだって。
そりゃぁ、もう 罪悪感でいっぱいだったよ?
なんで軽い気持ちで付き合ってしまったんだろうって思った。
美希が辛い思いしてるのに、私はなにもいってあげられない。
私が何かいったところで、美希には何も伝わらない。
だから私はひたすら謝った。
美希は 絶対つらいはずなのに、私たちを応援してくれた。
そんなの言われて、別れたいなんて 今更言えるはずがない