ベランダに着くと、もう叶歌くんはベランダに居た。

「話って....?」

本当は怖くて怖くて仕方無いのに、わざと強がってみる。

「あの....あの手紙中山さんが書いたんだったら僕と付き合ってくれませんか?」

嘘?

これ、現実?

夢とか、ドッキリじゃない?

唐突過ぎて話についてけない。

だけど、私が言えることは.......。

そう、一言だけだよ。

「は、はい.........」