あ、プリント渡さなきゃ。
「はい、これ。」
後ろを向き彼に渡す。
怖そうだけどカッコイイ。//
「…ん。」
彼はそう言うと机で寝始めてしまった。
担任から今後の予定の話などを
ひと通り聞き、
「よし、解散！気を付けて帰れよ！」
やっと終わったー。
忙しくなりそうだな。
「美紅！一緒に買い物行こ！」
胡桃が私の席まで来た。
「胡桃なんか欲しい物あるの？」
「違うよー！
美紅のオシャレのお手伝い！
アクセとかメイク道具とか見に行こ？
美紅だってオシャレしたら
彼氏出来るかもよ？」
「彼氏かぁー。」
まぁ欲しいけどさ…
「ね？一緒に頑張ろ！」
「うん！オシャレして
可愛くなってみせる！」
よし決めた。
オシャレして可愛くなって
彼氏作って素敵な高校生を送る！
