帰りの車の中では、宗助が今日の出来事を律に尋ねていた。
「今日はどうだった?」
「どうって…。まぁ、別にいつも通りだよ」
「そうか?私にはいつも通りには見えなかったがな…」
そう言うと宗助は微笑んでいた。
そんな宗助の態度に、律は不快感を露わにしていた。
「何だよ。いつも通りお茶を点てただろう?何が駄目だっていうんだよ…」
「そうじゃない。律、私はお茶のことを言っているわけじゃないんだよ」
「お茶のことじゃない?じゃぁ一体…」
律は訳がわからないといった表情で、宗助のことを見ていた。
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