「じゃぁ、俺帰るから」 「りっくん、帰っちゃうの?」 「あぁ…。これから茶会に呼ばれてるんだ」 「えっ、でも授業は?」 「早退。向こうの意向によって15時から始まるんだ」 「そうなんだ…。りっくん、頑張ってね」 「あぁ。じゃぁな」 そういうと律は屋上から出て行った。 何となく、律に元気がなかったのが気になった花菜であったが、その時はそれ以上問い詰めることはなかった。