「うん、結婚。俺は柚姫と以外は考えられない。だけど、一ノ瀬流のこともあるからきっと今直ぐにとはいかないと思うんだ。だからゆっくり時間を掛けて、問題を解決していこう?……嫌?」

「嫌じゃないです。寧ろ嬉しいです!」








柚姫は喜びながら泣いていた。
そんな柚姫に、律は手を引っ張り、自分の膝の上に座らせた。



律のいきなりの行動に、柚姫は慌てていた。








「り、律先輩っ…。こ、ここ…お店です」

「大丈夫。こっちにくる客なんていないから」

「で、でも…」

「ねぇ、柚姫。今まで辛い思いをさせてごめん。辛い思いをさせた分、これからはたっぷり甘やかすから。もう、柚が嫌がっても、俺から逃がしてあげないからね」

「はい!」

「柚姫、大好きだよ」

「わ、私も律先輩のことが大好きです」

「これからは何でも俺に話すこと。そうすれば、柚姫の不安なんて解消してあげるから」

「はい」

「それと…俺はどうやら柚姫限定で
独占欲が強いみたい。だから、他の男に目移りしたら許さないから」

「そ、そんなこと絶対あり得ません」

「まっ、そんなこと俺がさせないけどね。柚姫…愛してるよ」








そう言うと、律は柚姫にキスをした。