「あんたの取り巻き達よ。私も1年の頃は大変だったんだから」
「なんだそれ。俺は初耳だぞ?」
「そうでしょうね。律は興味なさそうだもの。でも…今回も絶対あんた関係よ」
「………」
「私の時は創くんがそりゃぁもう、格好良く解決してくれたんだから」
「兄貴が?」
「そうよ?だから今度はあんたが花菜を守ってあげなさいよ」
「あぁ…。ヤツらの匂いなら覚えたから次はねぇ。花菜に手を出したことを後悔させてやる」
律は何かを企んでいるようで、ニヤリと笑っていた。
そんな律の表情に、花菜以外の3人は恐怖を覚え、花菜のことで律を怒らせないようにしようと密かに誓っていたのであった。