「ハァ~…お前、マジこの状況どうにかしろよ…」
「いや…俺でも流石にこの状況をどうにかするのは無理だわ…」
律の言葉に、隼大は両手を振りながらそう答えた。
そんな中、隼大は律の気分を変えるために、違う話題を振った。
「なぁ、そう言えば、お前聞いたか?」
「………」
「俺もこの前聞いて驚いたんだけど、お前の妹ちゃんと、穂波また同じクラスだったらしいぜ?それどころか、お姫様とも同じクラスだっていうじゃないか。まさに運命だよな~」
「………」
「しかも、お姫様と穂波達、友達になったらしいじゃん」
「あぁ。柚から聞いた」
「!……へぇ~、お姫様と連絡とってるんだ?」
「あぁ」
「じゃぁ、この情報は知ってるか?」
隼大はニヤリと何か意味深な笑い方をしていた。