場所は変わり、ここは律が通う大学。
律は丁度、校内にあるオープンカフェで1人お茶していた。





しかし、周りには律を囲むように女の子が至る所にいて、早くもイラつきを隠せない様子であった。



そう。
律は高校時代と同様に、大学でもモテ始めていたのであった。
入学して間も無いのだが、大学進学をしたのが間違いだったのではないかと思うようになっていた。









「律、悪い。遅くなった」

「………」

「お、おい…悪かったって……」

「………」

「り、律…」

「ハァ~…。こんな所で待ってるんじゃなかった…」

「あー…確かに、ここは居心地が悪いな」








隼大もこの囲まれている状況に苦笑いするしかなかった。