それから3人は、一緒に過ごすようになっていった。
そんなある日、穂波が今まで気になっていたことを柚姫に問い掛けた。
「ねぇ、柚姫は好きな人いないの?」
「好きな人?」
「そう。柚姫からそういう話聞かないし、どうなのかなぁ~って思って…」
「………」
柚姫は穂波の問い掛けに、何と答えて良いのかわからず、迷っていた。
まさか律の妹である花菜の前で実名を出して言うには勇気が出ず、ましてや折角仲良くなった2人に嘘をつきたくないという思いから、どうしたら良いものなのか頭を悩ませていた。
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