「律?」 「ちょっと先に戻るわ」 「どこ行くんだ?」 「ちょっと野暮用」 そう言うと、律は屋上を後にした。 律が1人向かった先は、第二保健室だった。 廊下に誰もいないことを確認すると、鍵を差し込み、中へと入って行った。 そして、部屋に置いてあるソファーに座ると、携帯電話を取り出し、柚姫にメールをした。