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「もぅ!なんなのアイツ」


お弁当箱に入った最後の卵焼きを箸で掴み口にいれる

「まぁ、そうキレないの。そんなにイライラしていたらストレス溜まるよ」

樹里はのんきにお茶をすすっている

「もうとっくストレス溜まっているよ」

「でも、小鍛冶くんと席が隣って羨ましいなぁ」

樹里とは、同じクラスだけど席が離れている
私は窓側で樹里は廊下側だ

「代わって欲しいのは山々なんだけど、代わったら先生がうるさいじゃん」

「それも、そうよね…席替えってそんなに回数ないし…」

次の席替えは二学期だ…
いまは四月だからまだまだ先だ

「さぁ、もうすぐ昼休み終わるわよ教室に戻ろう」

お弁当を片付けて私たちは教室に向かった