「はい!一人で読んでよ?」


「ぁ…うんー…」


そうやって、初めてのラブレターは


自分の手で渡すことなく亮介の手に渡った。


初めていった亮介の家では


亮介の前にでることもできなかった。


それでも



―もっと亮介が好きになった。