私は未来ちゃんにさっきあった事を全て話すと頷きながら聞いてくれて
最後には頭をポンポンしてくれた。
「ヒドイね、横山めぐ
勝負も自分の得意な分野で勝負するなんて……」
「え?」
「横山めぐの家はお母さんが料理教室の先生やってるの」
そんな……。
「それじゃあ勝てるわけないよ」
また泣きそうになる私。
それでも、勝負をやめる事は出来ない。
だって、そしたら宮野くんに嫌がらせされちゃうから。
「どうするの?私が強く言おうか?」
「ううん、勝負する」
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