ん〜、眠い。
昨日色々考えちゃって寝れなかったからなあ。
うとうとしながらも授業を終えると
私は廊下にあるロッカーに次の授業の教科書を取りに行った。
あった、あった。
これ最近使って無かったからこっちにしまっちゃったんだよね!
ゴソゴソと取り出していると……
「佐藤華!ちょっといい?」
強い口調で誰かに呼ばれて振り返ると、
そこにはこの前宮野くんに教科書を借りていた女の子がいた。
「ちょっと裏の階段まで来て」
明らかに怒ってるようで、ビクビクしながらついていくと
そこに着いた時、彼女は言った。
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