「名前は毎日呼ぶものだよ!

1回呼べばいいものじゃないもん……!」


「ったく、仕方ねぇな。」


私の言葉を聞いて、もう一度こっちに向き直り

言おうとする宮野くん。


「は、は……って、お前見過ぎ!

それはズリィだろ!」


「あんたら何やってんの!!」


お互いに顔を赤くして、結局名前を呼べなかった私達に

未来ちゃんが思いっきりツッコミを入れた。


「あーのね、私がいるってこと分かってる?

それなのに2人だけの世界に入ってさ

お互い呼べないきゃあ、ってピュワカップルか!」


ん?ピュアカップル?