「ちょ、宮野くんっ!?」


教室に人はいないといえ

いつ、誰が入ってくるか分からない。


「だってさ、ヤキモチだろ?それ。」


「違っ、なんか嫌だなって思っちゃうの

話してほしくないて思うし

何で私の方見てくれないのって思っちゃうんだよ?

そんな可愛いものじゃないよ……っ」


宮野くんにぎゅっとされてるのは落ち着く。

だけど、自分にはそんな資格がないんじゃないかって思って

ちょっと距離を取ると、彼は言った。


「バーカ、それがヤキモチだっつーの

俺のこと思ってそんな事考えてくれたんだろ?

すっげぇ可愛いじゃん。」