「キ、キスなんてないない!!」 「へ?じゃあ何したわけ?」 「ぎゅうって……」 かああっと赤くなって顔を隠すのに 未来ちゃんはそれを冷めた目で見ていた。 「はあ……」 な、なんでため息!? 「私はすごく幸せだったよ!」 「うん、そうね華が幸せならいいわ」 幸せだよ。 だってほら…… パチリーー 朝から宮野くんを見れば目が合う。 それで2人して恥ずかしくなって バッって逸らすの。 これだけで、本当に幸せなんだ。