「未来ちゃん、あのね」
宮野くんと手を繋いだ次の日
私はヒソヒソ声で未来ちゃんに
「昨日……宮野くんと手繋いじゃいました」
と言った。
「良かったじゃん~
順調順調っ、じゃあ次は……」
「ま、待って未来ちゃん
これから先はゆっくりと、行きたいと思ってます」
未来ちゃんの言う言葉を阻止して私が言うと
え~つまんないの~
なんて言いながら口を尖らせた。
「そうだ、華
今日ねお昼の時に委員会の集まりがあるの
だから今日お昼一緒に食べれないんだ」
すると未来ちゃんは思い出したかのように言ってきた。
「それはしょうがないね」