【宮野翔side】
「くっそ……っ」
華を置いて一人で帰る自分にイラつく。
あんなヒドイ事、するつもりじゃ無かった。
それなのに、嫉妬に支配された俺は
華の気持ちも考えずヒドイ事をする。
握った手が震えていた。
顔を上げると華が泣いていた。
「そりゃ……怖がられて当然だよな」
もう俺には、華と付き合う資格はねぇ。
とぼとぼと歩いて帰った帰り道は
ものすごく長く感じた。
ガチャっと家のドアを開けて
すぐに部屋にこもる。
昨日もこうやって自分を反省させたのに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…