宮野くんが申し訳なさそうに出してきたのは
私の持っていたバンソ―コ―と同じもので。
「買って来たんだ。
勢いあまって捨てちまったから……」
とバツが悪そうに頭をかいた。
良かった……。
今日は宮野くんは、いつも通りだ。
「ありがとう!」
私が笑顔でそれを受け取ると宮野くんもおう、と頷いて
自分の机に戻って行った。
「最近どう?宮野とは」
すると、未来ちゃんがやってきた。
「うーん、あんまり一緒にいれてないかなぁ……
昨日も私がキスを拒んだら少しケンカっぽくなっちゃって……」
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