あれから、家に帰っても私は宮野くんに連絡出来なかった。

もちろん彼から連絡が来ることもなく朝になってしまい。


私は、緊張しながら学校に向かった。

朝会ったらすぐに、宮野くんに謝らなきゃ。


ガラッと教室をあけて、席につき

カバンを置いてから彼の所に向かおうとすると


「華……」


宮野くんの方が先にこちらにやって来て


「昨日はごめん」

そうやって謝ってきた。


「ううん、違くて昨日は私が悪……」


「なんか最近イライラしちゃってさ

昨日はお前に当たっちまった

ダメだよな、俺も。

これ……買ってきたから」