「みや”のぐん」


私が涙声になって顔を上げる。

すると


「顔やべぇぞ」

なんてイジワル言ってきて


「ヒドイよ〜〜」

私は宮野くんの肩をポカポカ叩いた。


それから宮野くんと駅に向かって歩いていると


「クレープでも食ってくか?」

途中にあるクレープ屋さんで

クレープをおごってくれて


「はいよ、」

「ありがとう!」


クリームたっぷり甘々のクレープを渡してくれた。

宮野くん、優しいな……。


クレープを持ってベンチまで行くと

私達はそこに座って食べることにした。