「いやいや、出来ます!」

ここで諦めたらまた使えないと思われてしまう

そう思って頑張って本まで手を伸ばすと


「うわあ!」


ドサドサ、

上から本の雪崩が降って来た。

本は頭に当たらなかったものの、ほとんど床に落ちてしまって


「怪我は?」

慌てて駆けつけた生徒会長に首を振れば


「はぁー」

生徒会長はまたため息をついた。


「ご、ごめんなさい……っ」

「怪我なくて良かったけどさ

僕がやるって言ったよね?

結局片付けからやらなきゃいけないなんて

君、疫病神かなんかなの?」