生徒会室を出て、下駄箱に向かうと

宮野くんが待っている。


「お疲れ」

なんて笑顔を向けられたらもう

一瞬にして疲れは吹っ飛んだ。


「お待たせしてごめんねっ!」

「全然、帰ろうか」

「うん」


今日はすぐに終わったからいいけど

明日からはもっと長いから

宮野くんと居られる時間がどんどん減っちゃう。

この時間を大切にしないと!


「どうだった?生徒会」

「ん〜生徒会長がちょっと怖い人だった」


「ああ、青空功星だろ?

怖いの?みんな優しいとか言ってんじゃん」