私も宮野くんに触れたいって思うから。


「ずっとぎゅーってされてたいって思うし

キスももっと、もっとしたいって思うの」


「〜〜っ!」


宮野くんの手をぎゅって握って言えば

彼は声にならない声を出す。


「だからそれがやべーんだって

もう本当に天然ってどうしたらいいんだよ……っ」

完全に顔を伏せてしまった宮野くんを焦りながらも見ていると

彼は私の右手をぎゅっと握って言った。


「分かった!こういえば分かる?

そういうの言う時は

襲われてもいい時だけな?」


「襲わ……!?!」