そうやって純粋で何も考えてなさそうな目で見つめてくる。


お前が無自覚の天然ってことは

俺はそれを伝わるように言わないといけねぇってこと。


分かる?

毎回すっげぇ恥ずかしいんだからな。


「嫌なんだよ……、俺が。

お前の……その……」


華をチラリと見る。

そしてまた、意味の分かってないような顔。


「と、とにかくもうやめろよ!

じゃあ!」


さすがに恥ずかしさに耐えられなくなって

この日、俺は走って逃げた。


そろそろ、察してほしい。


ピュアつーのは無自覚の

反則ワザだと思う。