「……ウソでしょ?」


翌朝、未来ちゃんの深刻な声が響いた。



「お互い初めてって冗談、あの宮野が!?」


「うん、私も信じられなかったんだけどね

本当なんだって」


昨日の事を思い出しながら

ニヤニヤして言うと未来ちゃんは


「あり得ない!」


そうやって言い放った。


「どうするつもりよ!

どっちがリードすんの!?


そんなんじゃ付き合っても何も進まないじゃない!」


「へぇ?」


リード?進むって何が?