顔を近づけてきた。


「えっ?何この状況?ちょっと!どいてよ!」


ジタバタするけど、男の力には到底かなわなくて。


だんだんと近づいてくる顔。


ぎゅっと目を瞑る。






何秒経っても何も起こらない。


そっと、目を開けると。


「クククッ」


お腹を抱えて笑っている翔の姿が。