私は侑斗の腕を軽く叩いた。

「真里…。」
「な…に?」

真剣な顔をする侑斗。

「俺は真里が好きだ。今日は告白するために来た。最後にこれだけは言っておきたくて……。」

侑斗は私の頭に手をのせた。

「待ってよ。"最後に"ってどういう意味なの?」

「そのままだよ。」