【真里】

立ち止まっていると侑斗が私に気づいた。

侑斗だ。
本当に侑斗だ。

私は駆け寄ろうとした。

でも侑斗は私に背を向けた。
待ってよ。
置いていくつもり?


もう会えなくなる?
そんなの嫌だ。