少し見慣れない部屋にそわそわして辺りを見渡す。
本棚の上に写真が置いてあるのに目が留まった。
「あれ…私と優弥が写ってる写真?」
「え?ああ。お前がくれたんだよ」
その写真の私と優弥は笑顔で、優弥が私の後ろから抱きしめるように頬をくっつけて写っていた。
これを…私が?なんか距離近いしほっぺくっついてるし!!
「これ、俺の宝物なんだよな」
「なんかごめん…覚えてなくて」
「いや…てか一つだけ言ってもいいか?」
「?うん、なに?」
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