だんだんボーッとしてくる季蛍。 とりあえず、朝も昼も何も食べてないのに、吐いたなんて…。 「………季蛍…」 「……………んん……………………」 「………季蛍、水」 「……………嫌だ……」 「…吐いてもいいから。飲まないと」 「……………………………………嫌」 「……口開けて。」 「……………………」 ほんの少し開いた口の中に、水を流す。 「…………………」