季蛍の呼吸も、だんだん正常になってきた。 「…………苦しくない?」 頷く季蛍。 「……びっくりした。 あ、風邪の方だけど、高島に診てもらうか?」 「やだ……。蒼…がいい」 高島にさっき聞いたところ・・・。 ”診るのは全然大丈夫だけど、季蛍は蒼先生不足だから、蒼先生が診てあげたほうがいいんじゃないですか?″ と。 まぁ、確かにそれは… 高島にずっと言われ続けてるんだけど。