また朝早くに起きた。

「起きよう…」

立ち上がろうとすると、いきなり隣で寝ているはずの土方さんが、私の腕をいきなりつかんで引っ張った。
「うわぁっ!?」


私は不様にも土方さんのせいで転んでしまった…

不様にも!!

何なんだこいつは、何故引っ張ったりしたんだよ…

と、文句を心の中で呟いていた(多少口に出ていたかも知れないが、気にしないでいよう)

なんとか土方さんの腕を引き剥がし、小雪を持って庭に出た。

庭に出たのはいいけど…

何しよう…
特にやることは無いからと、一人で考えていた。
すると、沖田さんと、知らない人間が歩いてきた。

「あ、雪華さん、おはようございます」

いつもと同じ笑顔で言われた。

「おはようございます」

「………」

沖田さんの隣にいる人間は、一向に黙ったままだった。

「ほら、斎藤さん、雪華さんに挨拶しましょうよ?」
「……何故女がいるのだ?」

話が極端にずれてる