伊藤甲子太郎という人が新選組に入った。
とにかくすごくしつこくて嫌な奴という印象しかない。
少し前に山南さんが脱走を計り局中法度を破ったため切腹した。
土方は微笑みながら帰ってきた山南さんと何かを話したらしいが、何も教えてくれなかった。
…少しずつだか仲間が減っていく事に、私は不安ばかりが募っていた。
そんなある日の巡察中…
最近は屯所が移転して西本願寺から巡察をしている。今日も以前と変わらず沖田の一番組で巡察をさせてもらってる。
「…なあ沖田組長」
「組長つけなくていいですよ雪華さん
で、何ですか」
「あー…何て言うか、さっきから変な奴が着いてきてないか?」
あぁ、それですかと言った風に沖田が微笑んだ
やっぱりこいつも気付いてたんだな
「…何なんだあいつ」
「何なんでしょうね、何もしてこないならいいじゃないですか?
面倒は嫌ですしね」
それもそうだな
…………
………………
………………………
…………あぁぁぁあくそっ!!
何なんだあいつしつこい、しつこすぎてイライラする!!
「…沖田、あいつしつこすぎてイライラするんだが」
「…まあ確かにしつこいですねさすがに」
侍なのは確かだろうが、なんでわざわざ新選組の巡察に付きまとってんだ!?
おかしいんじゃないか色々と!?
「しばらく様子を見ていましょう?」
「………わかった…」
とにかくすごくしつこくて嫌な奴という印象しかない。
少し前に山南さんが脱走を計り局中法度を破ったため切腹した。
土方は微笑みながら帰ってきた山南さんと何かを話したらしいが、何も教えてくれなかった。
…少しずつだか仲間が減っていく事に、私は不安ばかりが募っていた。
そんなある日の巡察中…
最近は屯所が移転して西本願寺から巡察をしている。今日も以前と変わらず沖田の一番組で巡察をさせてもらってる。
「…なあ沖田組長」
「組長つけなくていいですよ雪華さん
で、何ですか」
「あー…何て言うか、さっきから変な奴が着いてきてないか?」
あぁ、それですかと言った風に沖田が微笑んだ
やっぱりこいつも気付いてたんだな
「…何なんだあいつ」
「何なんでしょうね、何もしてこないならいいじゃないですか?
面倒は嫌ですしね」
それもそうだな
…………
………………
………………………
…………あぁぁぁあくそっ!!
何なんだあいつしつこい、しつこすぎてイライラする!!
「…沖田、あいつしつこすぎてイライラするんだが」
「…まあ確かにしつこいですねさすがに」
侍なのは確かだろうが、なんでわざわざ新選組の巡察に付きまとってんだ!?
おかしいんじゃないか色々と!?
「しばらく様子を見ていましょう?」
「………わかった…」