教室の扉を開けるとほとんどの生徒がもう学校に着いていたみたいだ。 「あっれ~。結愛珍しく遅くない?」 「いっつも、来るの早いもんね」 「あっうん。ちょっと…ね……」 なんとか、朝のHR前には学校に着いたのだけれど、今度からはもう少し早目に家を出た方がよさそうだ。 すると、すぐに担任である土屋先生、通称つっちーが教室に入ってきてざわつきがなくなった。 今日もまた一日が始まる。