私はだんだんと落ち着いてきた
「ありさはこのままでいいの？」
「うん…」
「そっか」
「それにね、私そろそろ入院しなくちゃいけないの…また倒れてどこかに頭をぶつけたり、いつどこで倒れるかはわからないから」
「そうなんだ…」
「そしたら、柊のことも忘れられるかなーなんてっあはは」
「笑わなくていいよ」
「うん…」
「でもまぁ、ありさがそれでいいならいいと思うよ」
「ありがと…薫」
「うん！ありさ頑張っていこう」
「うん！負けないから私」
「そうだ、その行きだよ」
ありさは私に頑張れとは言わなかった…
それがまた私を元気にさせてくれた
